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SHOP:e-はんこ 楽天市場店
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製品概要 適度な硬さと粘りがあり、繊維が緻密で欠けにくい事から、櫛や調度品に使われてきた柘植(つげ)材。
彫刻が容易な事から、古くから印材としても重宝されています。
重さも適度で、天然木の温かみが手に伝わってきます。
この柘植に、漆で虫喰塗りを施した印材が「光琳」です。
赤漆をベースにした「赤虫」、黒漆をベースにした「金虫」があります。
虫喰塗とは漆工芸の手法の一種で、会津地方伝統の製法です。
まず、素材に赤漆を塗り、乾く前に大麦や籾殻などを前面に撒いて漆を乾燥させます。
乾燥後に、撒いておいた大麦・籾殻を取り除いてから銀粉を蒔いて再び重ね塗りを施し、ふたたび漆を乾かしてから砥石や砥ぎ炭で磨く工程を幾重にも重ねて仕上げる技法です。
日本人と漆は古くから結びついているものです。
お椀や箸などの食器に利用されているのはもちろん、古くは弓や刀などの武器や鎧などの防具、仏具、装飾品、果ては建材の塗料として幅広く使われてきました。
約1,300年前の奈良時代、約800~1,100年前の平安時代には漆塗りの器が使われていたのはもちろんですが、会津地方では約2,500年前の漆塗りの生活道具が出土しています。
縄文時代には接着剤として用いられ、出土品の矢じりは漆で固定されていました。
また、福井県では12,600年前、北海道では9,000年前の漆が発見されています。
漆は自生が難しい木ですので、これだけ古い時代に人々は漆を植え、素材として利用していた事が分かります。
漆はいったん硬化すると、熱・湿気・アルカリ・アルコール・油に強くなります。
抗菌性や防水性・防腐性が高いので食器に向いているのは勿論ですが、この性質は印鑑にもピッタリです。
生木を加工した無垢材は手垢などによって黒ずみます。
これはこれで味があって良いのですが、漆塗りを施してあると下地の素材はきっちりと保護されます。
さらに漆の凄いところは、数千年以上の耐久性を持ちながらも、紫外線に長期間当たると塗膜が分解・風化し、自然に還るところです。
化学合成された塗料では、こうは行きません。
漆は環境に優しい天然素材なのです。
江戸時代には漆器の輸出が盛んに行われ、ヨーロッパで大変人気があったそうです。
このため、素材としての漆は英語でラッカー(lacquer)ですが、漆器は英語でジャパン(japan)と呼ばれるようになりました。
この「光琳」は非常に手が込んだ製造...楽天市場のショップで商品詳細の続きを見る